伝染性疾患のヘルペスとその診断について

病原性微生物への感染によって引き起こされる伝染性疾患としては、インフルエンザ、はしか、水ぼうそう、マイコプラズマ肺炎、日本脳炎、おたふくかぜなど、実にさまざまな種類のものがみられます。
同じく伝染性疾患であるヘルペスも、ごくありふれた病気のひとつで、子供は特に口唇ヘルペスとよばれる、口のまわりの皮膚や粘膜などに、小さなぶつぶつができるという症状が出やすいものです。
放置しておいても1か月もあればしぜんにかさぶたになって治っていまうものですが、多くの場合、感染部位の痛みやかゆみをともなうため、病院できちんと診断を受けて、抗ヘルペスウイルス薬とよばれる、ウイルスの活動を抑制するような医薬品を処方してもらうのがよいといえます。
素人ではじんましんのような皮膚の病気ともまぎらわしいかもしれませんが、免疫系統が関与するアレルギーとしてのじんましんと、ウイルスによる伝染性疾患であるヘルペスとは、その原因がまったく異なるほか、かゆみという症状はいっしょでも、水ぶくれなどの他の症状には違いがありますので、病院であれば容易に診断がつくものとみられます。
いっぽう、ヘルペスに大人がかかる場合もあって、原因となるウイルスのタイプが違う性器ヘルペスという病気があり、この場合は性器の周囲などへの水ぶくれができやすいという特徴があります。
免疫がなくはじめてかかったという場合には、高い熱がでたりすることもありますので、早めに病院の診断を受けて治しておきたい病気といえます。
この場合も、当然ながら処方される量は違いますが、子供の場合と同じように、抗ヘルペスウイルス薬を投与することによって、症状を改善させることが可能となっています。